岸田首相、日韓関係「未来へ努力」　補選で自民議席守る

　岸田文雄首相は１７日の記者会見で、１６日に行われた韓国の尹錫悦大統領との首脳会談に関し、「関係正常化へ大きな一歩となった」と意義を語った。その上で、残る懸案について「互いの信頼関係に基づいて乗り越えるべく、努力を未来に向けて行いたい」と強調した。

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　両首脳は会談後、東京・銀座の飲食店２軒で夕食を共にした。これに関し、首相は「大変楽しい酒を飲んだ。個人的なことも含め、信頼関係を深める意味で、有意義な会話をさせてもらった」と説明した。
　４月の衆参５補欠選挙の勝敗ラインについては「自民党の議席を守り抜き、さらに拡大すべく、全力を尽くしたい」と述べた。衆院３補選は自民党議員の辞職、死去に伴う。
　一方、５月に広島市で開催する先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）に関連し、首相は各首脳と共に平和記念資料館（原爆資料館）への訪問を検討していると明かした。