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侍たちに「見えない敵」 いざ準決勝、舞台は米国―WBC

2023年03月17日18時40分

準決勝に向け、マイアミに到着した日本代表の大谷(中央)ら=17日、米フロリダ州マイアミ

準決勝に向け、マイアミに到着した日本代表の大谷(中央)ら=17日、米フロリダ州マイアミ

 野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表「侍ジャパン」は、20日(日本時間21日)に米マイアミで行われる準決勝に臨む。東京ドームでの16日の準々決勝は大谷(エンゼルス)、ダルビッシュ(パドレス)らの豪華リレーなどでイタリアに9―3で快勝。準決勝ではメキシコ―プエルトリコの勝者と当たるが、米国に舞台を移すここからは「見えない敵」とも戦う。

ティータイムや帽子、金髪も パフォーマンスで一体感―WBC

 日本から米国への移動は、時差の影響を受ける。13時間の差があるマイアミで最高のパフォーマンスを発揮するためには、いかに早く体内時計を合わせるかが大事だ。しかも調整時間の短い日程で、一筋縄ではいかない。
 イタリア戦終了後間もない17日未明、侍ジャパンは足早に羽田空港からフロリダ行きのチャーター機に搭乗。時差ぼけのつらさと対処法を知り尽くす大谷は「機内での過ごし方とか起きるタイミングとかがある。何よりも現地での1日目が大事」と言い、ノウハウを伝授するつもりだ。
 環境に慣れることも勝利のカギを握る。温かい声援に後押しされた東京ドームと比べ、アウェーとなる球場では雰囲気が一変。メンタル面は大きく異なる。大リーガーがひしめく強豪チームを相手に、個々がいかに意識を高めてチームの良い状態を維持できるか。
 栗山監督は「野球の生まれた米国に行き、そこで活躍する選手たちと試合をする経験をさせたい。本当の勝負はここから始まる」と話す。過去2度の優勝も本場米国で決めた侍ジャパン。14年ぶりの世界一へ、正念場が迫っている。

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