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北朝鮮、「火星17」の発射訓練実施 米射程、最新型ICBM―追加の軍事挑発も示唆

2023年03月17日18時52分

16日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射訓練を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(朝鮮通信・時事)

16日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射訓練を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(朝鮮通信・時事)

  • 北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射訓練=16日、平壌の順安空港(朝鮮通信・時事)

 【ソウル時事】朝鮮中央通信は17日、北朝鮮が16日に最新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射訓練を行い、成功したと伝えた。金正恩朝鮮労働党総書記が発射訓練を視察した。火星17は北朝鮮の保有する最大級のミサイルで、全米を射程に入れるとされる。

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 平壌の順安空港から発射されたICBMは、最高高度6045キロまで達し、約1000キロを飛行。日本海の目標水域に着弾したという。
 同通信は、米国と韓国が13~23日の日程で実施している合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」について「挑発的で侵略的だ」と非難。「(今回の発射は)朝鮮半島の緊張を意図的に高めている敵に一層強力な警告を送った」と主張した。
 正恩氏は「核戦争の抑止力強化で敵に恐怖を与えるべきだ」と述べた上で、米韓に「その無謀さを認識させ続ける」と、さらなる軍事挑発を示唆した。同通信は、ICBM発射と同じ日に行われた日韓首脳会談に関して言及しなかった。
 火星17の発射は昨年11月以来。北朝鮮は前回の発射を実験と位置付けていた。今回は「訓練」と発表し、開発段階から実戦配備段階に移ったことを強調した。

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