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大成建設、札幌のビルで精度不良 専務ら辞任、工期28カ月延長

2023年03月17日01時27分

大成建設の社旗

大成建設の社旗

 大成建設は16日、NTT都市開発から受注した札幌市の複合ビル建設工事で、鉄骨などの精度不良や虚偽申告などがあったと発表した。建築部門の責任者である寺本剛啓専務と、施工していた札幌支店の平島信一支店長が今月末で引責辞任する。

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 建築関連の法令を満たさない恐れがあり、同ビルは解体される。このため工期は28カ月延長され、竣工(しゅんこう)予定は2024年2月から26年6月末となる。
 ビルはJR札幌駅から徒歩10分の北海道庁赤れんが庁舎に隣接するエリアに建設中で、地上26階、地下2階となる計画だった。
 NTT都市開発からの指摘で、同社と定めた品質基準を満たさない鉄骨やスラブ厚の精度不良が複数箇所で発覚。また鉄骨精度の計測値について、大成建設は一部実測値と異なる数値を工事監理者に報告していた。

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