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戦車訓練の時間稼ぐ バフムトでロシア足止め―ウクライナ軍

2023年03月16日20時33分

15日、ウクライナ東部ドネツク州バフムト近郊の森の中で集まる同国軍の特殊部隊(AFP時事)

15日、ウクライナ東部ドネツク州バフムト近郊の森の中で集まる同国軍の特殊部隊(AFP時事)

 【ベルリン時事】ウクライナ東部軍の報道官は、要衝バフムトの防衛を続けロシア軍を足止めすることで、戦車部隊の訓練時間を稼げているとの認識を示した。ウクライナのメディアが15日、伝えた。3月中にもドイツ製主力戦車「レオパルト」がまとまった数でウクライナに引き渡される見通しで、ウクライナ兵への操縦訓練も既に始まっている。

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 ロシア軍はバフムト奪取を目指し攻勢を継続しているが、ウクライナのゼレンスキー大統領は徹底抗戦の構えを崩していない。報道官は「敵の足を止めることで、外国で訓練している戦友が強力な部隊をつくり上げることを可能にしている」と説明し、バフムト攻防戦が勝利への布石になると強調した。
 15日にはウクライナを支援する米欧など約50カ国の会議も開かれた。会議に出席した米国のオースティン国防長官はバフムト防衛の方針について「とどまるかどうかを決めるのはゼレンスキー大統領で、どのような決定でも支援するのがわれわれの目的だ」と述べた。
 会議ではノルウェーやオランダ、スロベニアなども新たな援助を表明。支援国は訓練や軍装備品の供給を加速させる方針を確認した。オースティン氏によると、9カ国が計150両以上のレオパルト供与を約束しているという。

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