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FRB、中堅銀の規制強化検討 トランプ政権下の緩和巻き戻し―報道

2023年03月16日08時04分

米連邦準備制度理事会(FRB)本部=ワシントン(EPA時事)

米連邦準備制度理事会(FRB)本部=ワシントン(EPA時事)

 【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は15日までに、連邦準備制度理事会(FRB)が中堅銀行に対する規制強化を検討していると報じた。シリコンバレー銀行(SVB)など中堅2行の経営破綻を受け、バイデン大統領は規制強化の方針を表明していた。

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 WSJが関係者の話として伝えたところによると、FRBは総資産規模が1000億~2500億ドル(約13兆~33兆円)の中堅行を対象に、資本と流動性の要件を厳格化したり、ストレステスト(健全性審査)の実施を拡大したりすることを協議している。
 2008年の金融危機後、FRBなど米当局は規制を強化。しかし、トランプ前政権下の18年、こうした規制は大半が総資産2500億ドル以上の大手行への適用に緩和された。現在検討されている規制強化案は適用対象を広げるもので、18年の規制緩和が事実上巻き戻される可能性があるという。

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