男性襲ったシマウマ射殺　米

【ワシントンＤ．Ｃ．（米国）ＡＦＰ＝時事】米オハイオ州当局は、男性を襲って重傷を負わせたシマウマを警察官が射殺したと発表した。（写真は警察官に射殺されたシマウマ。警察のボディーカメラの映像より。オハイオ州ピッカウェイ郡保安官事務所提供）
　「事件」があったのは州都コロンバス南郊のサークルビル。現場となったロナルド・クリフトンさん（７２）宅に１２日、警官が駆け付けたところ、クリフトンさんは「右肘のすぐ下の部分から出血しているようだった」という。
　手当てをしていると、クリフトンさんを襲った雄のシマウマが戻って来て、その場にいた家族や警官らを威嚇した。警官のボディーカメラには、棒を手にした男性と警官が追い払おうとするがうまくいかず、結局、警官が頭を銃で撃つ様子が捉えられている。
　クリフトンさんのけがの状態については情報が錯綜（さくそう）している。ピッカウェー郡保安官事務所は当初、腕を「シマウマにかみちぎられた」と報告していたが、警察はＡＦＰに対し、骨折との見方を示した。
　クリフトンさん一家は自宅敷地でシマウマを飼育していたとみられる。警察は、雄のシマウマは敷地内の５～６頭の雌を守ろうとした可能性があると述べた。
　地元テレビ局によると、シマウマはオハイオ州法で危険な野生動物に分類されておらず、合法的に飼育できる。【翻訳編集ＡＦＰＢＢＮｅｗｓ】
〔ＡＦＰ＝時事〕

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