発掘と底上げから着手 若返った新生森保ジャパン―サッカー日本代表
2023年03月15日18時38分
日本を熱狂に包んだW杯カタール大会から3カ月。次回大会へ向かう新生森保ジャパンの顔ぶれは、W杯メンバー16人を中心に若返った。森保監督は「より幅広く選手層を厚く、強くして、最強の日本代表をつくっていく」と意図を説明した。
最年長はGKシュミットの31歳で、遠藤、伊東を含め30代は3人だけ。目立ったのがDF陣の入れ替えだ。これまでチームを支えた吉田に加え、長友と酒井は不在。代わりに、23歳の角田、サイドバックには共にパリ五輪世代のバングーナガンデと半田を抜てきした。
11月からW杯アジア2次予選、来年1~2月にはアジア杯が控える。監督はベテラン勢について「彼らがやってくれることは計算できる」と話した。まずは新戦力の発掘と底上げを優先し、ベテランとの融合を進めていく方針だろう。
ロシア大会からカタール大会へ向かう過程では、何度も選手間の序列が変わり、三笘や前田らが本番で飛躍した。4年後の中心選手が誰になっているかは当然分からない。「今回も選考外になった選手で力がある選手はいっぱいいる。次も呼ばれる保証は全くない」。チーム内競争をあおりながら、4度はね返されたW杯8強を再び目指す。