岸田首相「インド太平洋」計画発表へ　訪印時、途上国協力を強化

　岸田文雄首相は１９日からのインド訪問の際に、「自由で開かれたインド太平洋」実現に向けた新たな行動計画を発表する。現地で２０日に「インド太平洋」政策について演説する方向で調整。政府関係者によると、「グローバルサウス」と呼ばれる新興国や途上国の開発協力強化や、同志国の安全保障能力強化に向けた新たな支援枠組みの活用を盛り込む考えだ。

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　インドは日米豪と共に「インド太平洋」構想の実現に取り組む４カ国枠組み「クアッド」の構成国。１月には「グローバルサウスの声サミット」を主催するなど、自身を「途上国の代弁者」と位置付ける。首相としては同国で行動計画を発表することでグローバルサウス重視の姿勢をアピールし、日印連携を深める狙いがある。