名称変更、文書開示求め提訴 旧統一教会巡り―大阪地裁
2023年03月15日11時10分
2015年に認められた旧統一教会の名称変更を巡り、文部科学省内で協議した文書などを開示しないのは違法として、神戸学院大の上脇博之教授が15日、不開示決定の取り消しを求める訴訟を大阪地裁に起こした。
訴状などによると、上脇氏は昨年8~10月、国と旧統一教会とのやりとりを含めた関連文書の開示請求をしたが、文科省外局の文化庁は「宗教法人の正当な利益を害するおそれがある」などとして、文書の大半を黒塗りとした。
記者会見した上脇教授は「被害が継続、拡大する危険性があったのに、名称変更を認めた国には説明責任がある」と述べた。