プーチン氏、ロシア極東のヘリ工場視察 ウクライナ侵攻で制裁対象
2023年03月15日05時55分
ロシアのプーチン大統領は14日、極東ブリャート共和国の中心都市ウランウデにある航空機工場を訪れた。この工場は、ウクライナ侵攻で精鋭部隊の空挺(くうてい)軍が使うミル8ヘリコプターを製造しており、欧米が制裁対象に指定。プーチン氏はヘリ量産体制を視察し、侵攻の継続に問題がないことをアピールした格好だ。
作業員らとの懇談で侵攻の遠因に触れ、ソ連崩壊後も東西対立は解消せず「(欧米が)ロシアを揺さぶろうと圧力をかけてきた」と非難。ウクライナで親ロシア派政権が倒れた2014年以降、ロシアは「自衛戦争」を行っているとの認識を改めて表明した。