空飛ぶクルマ、初の機内操縦　大阪城公園で実験―丸紅

　丸紅は１４日、大阪府、大阪市などの協力を得て、２０２５年大阪・関西万博で商用運航を目指す「空飛ぶクルマ」の有人飛行実験を大阪城公園（同市）内の野球場で実施した。屋外でパイロットの操縦による空飛ぶクルマの飛行は国内初。機体は地上８メートルまで浮上し、旋回するなど約１０分間の飛行に成功した。

〔動画〕空飛ぶクルマ、屋外有人飛行成功

　飛行実験は、米リフト・エアクラフト社製の１人乗りの機体を使用。操縦者の一人、ＩＴ大手ＧＭＯインターネットグループの熊谷正寿代表は着陸後、空飛ぶクルマについて「人類の夢をかなえる。万博で実用化され、活躍することを心から期待している」と笑顔で記者団に語った。