日韓懸案解決「機は熟した」 海自トップ、情勢受け歩み寄り
2023年03月14日17時54分
海上自衛隊トップの酒井良海上幕僚長は14日の定例記者会見で、海自機へのレーダー照射問題などによる韓国海軍との関係悪化について「修復へ向け機は熟してきている」と述べた。韓国政府が元徴用工問題の解決策を示すなどの動きを受けた発言で「間口を広く韓国側と話し合いたい」と、歩み寄る姿勢を示した。
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酒井海幕長は「周辺の安全保障環境から日米韓の連携強化が必要で、海自と韓国海軍の関係修復による一層の強化が求められている」と強調。日韓政府の動向から「過去の問題を整理し、互いに修復に歩みを進める機が熟してきた」と話した。