元最高裁長官の三好達氏死去、95歳

2023年03月14日17時33分

三好達氏

三好達氏

 元最高裁長官の三好達(みよし・とおる)氏が6日、心不全のため東京都内の病院で死去した。95歳。東京都出身。葬儀は近親者で済ませた。

〔写真特集〕追悼2023

 東大法卒、1955年判事補任官。最高裁首席調査官、札幌、東京両高裁長官を経て92年3月、最高裁判事に就任し、95年11月から97年10月まで最高裁長官を務めた。
 長官在任中の97年、愛媛県が靖国神社と護国神社への玉串料などを公金から支出したのは憲法の政教分離原則に違反するとして住民らが返還を求めた訴訟の大法廷判決で裁判長を務め、「合憲」の反対意見を述べた。99年に勲一等旭日大綬章を受章した。

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