処刑のウクライナ兵「英雄」に　出身国モルドバもロシア非難

　ロシアによるウクライナ兵の処刑動画が最近明らかになった問題で、ウクライナ政府は１２日、被害者の男性をオレクサンドル・マツィエウスキーさん＝当時（４２）＝と特定した。殺害直前、ひるまず「ウクライナに栄光あれ」と言い放った気構えが称賛されており、ゼレンスキー大統領は「ウクライナ英雄」の称号を授与した。

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　マツィエウスキーさんは北部チェルニヒウ州で長く暮らしていたが、出身国であるモルドバの国籍も有していた。モルドバ外務・欧州統合省は１３日、自国民が殺害されたという認識を示した上で「戦争犯罪だ」とロシアを非難した。