• ツイート
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

藤井五冠が王将初防衛 羽生九段「タイトル100期」ならず―将棋

2023年03月12日20時07分

王将戦で初防衛を果たし、感想戦に臨む藤井聡太五冠=12日、佐賀県上峰町(代表撮影)

王将戦で初防衛を果たし、感想戦に臨む藤井聡太五冠=12日、佐賀県上峰町(代表撮影)

  • 王将戦の感想戦で対局を振り返る羽生善治九段=12日、佐賀県上峰町(代表撮影)
  • 王将戦の終局後、記者会見でポーズを取る藤井聡太五冠=12日午後、佐賀県上峰町

 将棋の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖と合わせ五冠=が11、12日、佐賀県上峰町で指された第72期王将戦7番勝負の第6局で挑戦者の羽生善治九段(52)を後手番88手で破り、4勝2敗として初防衛を決めた。羽生九段の通算タイトル100期の達成はならなかった。

藤井五冠、名人に挑む 最年少記録なるか

 藤井五冠は、これで今年度保持するタイトル五つを全て防衛。進行中の棋王戦では、渡辺明棋王(38)=名人と合わせ二冠=に2勝1敗として奪取に王手をかけ、20歳8カ月の史上最年少「六冠」を射程に入れている。4月に開幕する名人戦でも渡辺二冠に挑戦する。
 今期王将戦は、平成の羽生と令和の藤井というスーパースター同士がタイトル戦で初めてぶつかり、大きな注目を集めた。
 終局後、藤井五冠は「非常に難しい将棋が続いたが、防衛という結果をなんとか出せてうれしく思う」と安堵(あんど)の表情を見せた。棋王・名人戦に向けては、「しっかり良い状態にして実力を伸ばせるよう取り組みたい」。一方、羽生九段は「足りないところを改善して、また次に臨めたらいい」と静かに述べた。

関連記事

こんな記事も

社会

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ