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若田さん、地球に無事帰還 宇宙滞在、通算500日超―5回目の飛行、初の船外活動も

2023年03月12日15時57分

若田光一さんら4人が搭乗し、米フロリダ州沖に着水した米宇宙船クルードラゴン(NASAテレビより)

若田光一さんら4人が搭乗し、米フロリダ州沖に着水した米宇宙船クルードラゴン(NASAテレビより)

  • 若田光一さんら4人を乗せ、パラシュートを開いて降下する米宇宙船クルードラゴン(NASAテレビより)
  • 地球に帰還し、米宇宙船クルードラゴンから降りる際、笑顔を見せる若田光一さん(NASA提供)

 国際宇宙ステーション(ISS)に約5カ月間滞在した若田光一さん(59)ら4人が乗る米宇宙船クルードラゴンが12日午前11時ごろ(日本時間)、米フロリダ州沖に着水し、地球に帰還した。

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 着水したクルードラゴンは回収船に引き上げられ、同11時40分ごろ、ハッチが開かれた。若田さんは3番目に降り、笑顔を見せ元気な様子だった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、若田さんの健康状態に特に問題はないという。
 クルードラゴンは11日午後4時20分、ISSから分離した。12日午前10時10分ごろに、軌道を離脱するための最終噴射を行い、大気圏に再突入。その後、パラシュートを開いて着水した。
 5回目の飛行となった若田さんは、昨年10月にISSに到着。これまでの飛行と合わせ、通算の宇宙滞在期間は日本人最長の504日余りとなった。
 滞在中には、日本実験棟「きぼう」などで数々の実験を行ったほか、開発中の有人月面車に用いられる基礎技術データの取得や、次世代水再生システムの実証試験など、日本が参加を表明した国際月探査「アルテミス計画」を視野に入れた活動も行った。また、今年1月と2月には自身初となる船外活動を2回行い、ISSの新型太陽電池の取り付け用架台を設置した。

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