序列4位、「偉大な復興」訴え 中国政協が閉幕
2023年03月11日18時29分
【北京時事】北京で開かれていた中国の国政助言機関・全国政治協商会議(政協)の第14期第1回会議は11日、政治決議を採択し、8日間の日程を終え閉幕した。共産党序列4位の王滬寧・政協主席は閉幕に先立ち、「わが国は中華民族の偉大な復興を実現するカギとなる時期にある」と演説し、結束を呼び掛けた。
政協の任務には、台湾との「祖国統一」のための活動が含まれる。習近平指導部は統一に向けて武力行使も辞さない強硬姿勢を見せ、台湾世論の反発を招いてきた。習指導部は、来年1月の台湾総統選を見据え、政協を通じて硬軟織り交ぜた働き掛けを強めるとみられる。
王氏は党中枢で長年、最高指導者の思想的ブレーンを務め、10日に政協主席に選ばれた。政協は全国人民代表大会と合わせて「両会」と呼ばれる。