• ツイート
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

サウジ・イラン合意「歓迎」も行方注視 中国の影響力拡大に警戒感―米

2023年03月11日06時54分

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官=2月10日、ホワイトハウス(AFP時事)

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官=2月10日、ホワイトハウス(AFP時事)

 【ワシントン時事】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は10日、オンライン記者会見で、サウジアラビアとイランが外交関係修復で合意したことに対し「歓迎する」と語った。ただ、「イランが履行するかどうかは不明だ。イランは約束を守るような政権ではない」と述べ、合意の行方を注視する構えを示した。

サウジ、「米国と溝」で外交多角化 イランと関係修復―イエメン内戦終結が焦点

 カービー氏は、サウジとイランの協議について「サウジから報告を受けていた」と説明。一方で「米国は直接関与していなかった」と述べ、米国抜きで合意が成立したと明らかにした。
 中国による協議仲介に関しては「中東地域における緊張緩和の取り組みは米国の利益だ」と話した上で、「中国が身勝手な利益の下に世界のどこかで影響力や足場を獲得しようとしていることは注視し続ける」と警戒感を表明した。

関連記事

こんな記事も

国際

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ