インドネシアサッカー場事故、関係者の被告２人に禁錮刑

【スラバヤ（インドネシア）ＡＦＰ＝時事】インドネシアの裁判所は９日、昨年１０月に同国のサッカースタジアムで発生した事故で過失があったとして、試合の関係者２人に禁錮刑を言い渡した。（写真は、インドネシア・東ジャワ州マランにあるカンジュルハン・スタジアムで発生した事故の様子）
　事故に関連した初めての判決で、試合の主催者アブドゥル・ハリス被告は、過失の罪で有罪となり禁錮１年６月が言い渡された。検察は禁錮６年８月を求刑していた。
　また警備担当のスコ・ストリスノ被告には、同じ過失の罪で禁錮１年の判決が下った。
　この事件に関連して地元の警察官３人も起訴されており、判決を待っている。
　昨年１０月に東ジャワ州マランのサッカー場で発生した事故では、ピッチになだれ込んだ観客を鎮圧しようと警察が満員のスタンドに催涙ガスを放ち、１３５人が死亡した。
　数百人が狭い出口に殺到した結果、多くの人が踏みつけられたり窒息死したりする大混乱となった。【翻訳編集ＡＦＰＢＢＮｅｗｓ】
〔ＡＦＰ＝時事〕