台湾総統選、来年1月13日 ポスト蔡氏を選出
2023年03月10日20時08分
【台北時事】台湾の中央選挙委員会(選管)は10日、蔡英文総統の任期満了に伴う次期総統選の投開票日を2024年1月13日に決めた。総統選の主な争点は対中政策で、緊張が高まる台湾情勢に大きな影響を及ぼすことになる。
任期4年の総統は憲法上3選を認められておらず、現在2期目の蔡氏は出馬できない。与党・民進党は、中国が「台湾独立派」として強く警戒する党主席(党首)で副総統の頼清徳氏を擁立する見通し。
対中融和路線を取る最大野党・国民党の候補者には、新北市長の侯友宜氏や党主席の朱立倫氏らが有力視される。台湾民衆党からも前台北市長の柯文哲氏が出馬に意欲を示す。
立法委員(国会議員、定数113)選も同時に実施される。