• ツイート
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

3万人余、なお避難 被災者に合った支援を―東日本大震災、11日で12年

2023年03月10日20時32分

廃炉作業が進められている東京電力福島第1原発=10日、福島県浪江町から撮影

廃炉作業が進められている東京電力福島第1原発=10日、福島県浪江町から撮影

  • 東日本大震災の発生から12年となるのを前に、沿岸で行方不明者の手掛かりなどを捜索する潜水士ら=10日午前、岩手県釜石市
  • 昨年8月にJR双葉駅前周辺の避難指示が解除され、帰還に向けた環境整備が進む福島県双葉町(写真上、10日撮影)。写真下は立ち入りが禁止されていた当時の同地点(2015年2月撮影)

 東日本大震災の発生から11日で12年となる。復興庁によると、全国の避難者は3万884人(2月1日現在)。東京電力福島第1原発事故の影響で、今も一部で避難指示が出ている福島県では昨年、帰還困難区域で初の居住再開につながる指示解除があったが、帰還を諦める人も多い。復興の程度には地域差もあり、被災者の実情に合った継続的な支援が求められている。

「忘れたくない」「できることを」 犠牲者追悼のライトアップ―岩手・福島

 警察庁によると、死者は1万5900人、行方不明者は2523人。復興庁によると、疾病悪化などが原因の「災害関連死」は昨年3月末現在で3789人に上った。
 11日は岩手、宮城、福島各県で自治体主催の追悼式典が開かれ、地震発生時刻の午後2時46分に関係者が黙とうする。政府主催の追悼式は発生から10年の2021年が最後となり、岸田文雄首相は昨年に続き、福島県での式典に出席する予定。

関連記事

こんな記事も

社会用語

社会

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ