• ツイート
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

元ゴールドマン社員に禁錮10年 マレーシアの資金流用事件―米連邦地裁

2023年03月10日09時57分

ゴールドマン・サックスのロゴ(EPA時事)

ゴールドマン・サックスのロゴ(EPA時事)

 【ニューヨーク時事】米ニューヨーク市の連邦地裁は9日、マレーシアの政府系ファンド「1MDB」を巡る巨額資金流用事件で、資金洗浄や贈賄などに関与したとして、米金融大手ゴールドマン・サックス元社員のロジャー・ウン被告に禁錮10年の有罪判決を言い渡した。

マレーシア元首相、有罪確定で収監 資金流用で禁錮12年

 米司法省などによると、ウン被告は、2009年から14年ごろの間、1MDBから不正流用した数十億ドルの資金洗浄に関与。マレーシア政府高官らに賄賂を渡した。ゴールドマンは、1MDBの債券発行の主幹事を務め、約6億ドル(約820億円)の債券引き受け手数料を得ていた。ウン被告は、3500万ドルの報酬を受け取った。
 1MDB事件は、45億ドルもの資金が消失する「国際金融スキャンダル」に発展。ゴールドマンは、米国やマレーシアなど関係国の当局に和解金など計約29億ドルを支払った。

関連記事

こんな記事も

国際用語

国際

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ