米人員削減、14年ぶり規模 企業の1~2月、18万人―民間調査
2023年03月10日09時14分
【ニューヨーク時事】9日発表された米民間調査によると、米企業の今年1~2月の人員削減が18万0713人と、前年同時期の5.3倍に膨らんだ。過去の1~2月と比べると、世界金融危機さなかの2009年以来、14年ぶりの規模となった。
グーグル日本法人で初の労組結成 社員数十人、大規模リストラ懸念―月内の団体交渉要請
景気悪化懸念を背景に、企業の間で人員削減が急速に広がっていることが浮き彫りになった。調査を手掛けた米チャレンジャー・グレイ・クリスマスは「雇用者側は間違いなく米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ計画に注目している」と指摘。金融引き締めに伴う景気悪化に備え、企業がコスト削減を進めていると解説した。