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SNS利用の子ども被害、1732人 重要犯罪は過去最多―警察庁

2023年03月09日13時33分

【図解】SNS利用犯罪に遭った子どもの投稿内容

【図解】SNS利用犯罪に遭った子どもの投稿内容

 昨年1年間にSNSを利用して犯罪の被害に遭った18歳未満の子どもは、前年比4.4%減の1732人だったことが9日、警察庁のまとめで分かった。全体では減少したものの、重要犯罪の被害は前年比12.1%増の158人と過去最多を更新した。

SNS禁止は意味がない 情報化社会生き抜くため不可欠なこと

 全体の被害者のうち、高校生は833人、中学生が718人、小学生が114人だった。内容は児童買春・ポルノ禁止法違反と、みだらな性行為を禁じた青少年保護育成条例違反が合計で9割を占めた。
 重要犯罪では、家出少女を自宅に住まわせるなどの略取誘拐が80人と最も多く、強制性交と強制わいせつは計75人で同47.1%増と大幅に増えた。殺人事件の被害者は3人だった。
 警察庁によると、被害者と容疑者が知り合うきっかけとなったSNSへの最初の投稿は、74.9%が被害者によるものだった。内容は半数以上がプロフィル、趣味、友達募集(オンラインゲームを含む)など犯罪と関係無いものだった。援助交際募集、出会い目的、家出など犯罪に巻き込まれる可能性が高いものは約4割を占めた。
 知り合ったSNSは、ツイッターが最多の625人で、インスタグラムが417人。知り合った後に犯罪に関するやりとりをしたのはLINEが最多の591人、ツイッターは281人、インスタグラムは194人だった。

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