ノルドストリーム爆発、親ウクライナ派の破壊工作か 米紙

2023年03月08日16時07分

【ワシントンD.C.(米国)AFP=時事】米紙ニューヨーク・タイムズは7日、天然ガスをロシアからドイツに輸送するパイプライン「ノルドストリーム」で昨年起きた爆発について、「親ウクライナ派集団」による破壊工作だったことを示す新たな情報を米当局が入手したと報じた。(写真は、バルト海に浮かぶデンマーク領ボーンホルム島沖で、天然ガスのパイプライン「ノルドストリーム2」から漏れ出るガスをF16戦闘機から撮影した写真。デンマーク軍提供)

プーチン的思考から予想するウクライナ侵攻の行方(中村逸郎)

 油送管爆破でロシアのガス収入は打撃を受け、ウクライナを利する形となった。一方、ドイツなどの西欧諸国はエネルギー価格高騰に直面した。
 ニューヨーク・タイムズによると、集団は「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に敵対する勢力」とみられるが、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が破壊工作に関与した証拠は出てきていないという。
 破壊工作には熟練のダイバーや爆発物専門家が不可欠だが、実行者や立案者、資金源は明らかにされていない。集団はおそらくウクライナ人かロシア人で構成され、米国人や英国人は関与していないとみられている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕

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