太陽光投資会社代表を逮捕 4億円余横領容疑―東京地検
2023年03月07日12時44分
太陽光発電の事業資金計4億2000万円を横領したとして、東京地検特捜部は7日、業務上横領容疑で、投資会社「トライベイキャピタル」(東京都千代田区)代表、三浦清志容疑者(43)を逮捕した。同容疑者は国際政治学者、三浦瑠麗氏の夫。
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三浦容疑者は弁護人を通じ、「再生可能エネルギープロジェクトの開発というリスクの高い業界で利益を生み出せなかったことに反省すべき点はあるが、業務上横領に当たるような罪を犯したことは決してない。今後とも無罪を主張していく」とするコメントを公表した。
逮捕容疑は2019年10月、トライベイ社の債務弁済などのため、発電事業で設立した特別目的会社の口座から計4億2000万円を横領した疑い。
三浦容疑者は外務省や外資系大手コンサルタント会社などを経て、トライベイ社を設立した。
特捜部は今年1月、トライベイ社や港区内の自宅を家宅捜索。瑠麗氏は捜索を受けた際、「私は全く夫の会社経営には関与していないが、捜査に全面的に協力する」との談話を出していた。