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1部昇格期す細野 プロ注目の東洋大の左腕―大学野球

2023年03月07日04時23分

ブルペンで投げる東洋大の細野(左)=2月16日、埼玉県川越市

ブルペンで投げる東洋大の細野(左)=2月16日、埼玉県川越市

 今年のドラフトで上位候補として注目される東洋大の左腕、細野晴希投手(21)が、2021年春以来となる1部昇格を期している。昨春、自己最速の155キロをマークしたが、「球速のこだわりはあまりない。140キロぐらいでも打たれなかったらそっちの方がいいという考えに今はなった」。勝てる投手への道を模索する。

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 昨年の東洋大はあと一歩で目標を達成できなかった。春は1、2部入れ替え戦の3回戦で逆転サヨナラ負けを喫し、秋は勝率差でリーグ2位。3年生ながら主力だった細野には「ふがいない投球が多かった」という悔しい思いがある。特に秋は四球から崩れる場面があり、「安定する」と言うセットポジションから常に投球することを試すなど、フォームの改良に取り組む。
 精神面でも気付きが。新たにチームを率いる井上大監督との面談では、「自分だけでやっているな」「周りを見ろ」と、エースとしての自覚の無さを指摘された。「今まで自分のことでいっぱいいっぱいだった。僕が投げたら、点を取られてもみんなが点を取るぞ、みたいな雰囲気になれるような投球をしたい」。心構えが変わった。
 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表の佐々木朗希(ロッテ)とは同世代。「意識はするが、まだ懸け離れている。野球をやめる時に勝っていたらいい」と将来を思い描きつつ、「1試合1試合、ちゃんと投げた結果、ドラフト1位指名になれたら」。リーグ戦で全力を尽くし、自身のレベルアップも狙う。

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