「女子大生が救急車拒否」 容疑者、虚偽説明か―タリウム女性殺害・大阪府警
2023年03月06日22時46分
京都市内のマンションで女子大学生が毒性の強いタリウムの摂取により殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された不動産賃貸業の宮本一希容疑者(37)が逮捕前の大阪府警の任意聴取に対し、「(体調が悪化したので)救急車を呼ぼうとしたが、大学生が拒否した」という趣旨の説明をしていたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。
容疑の男「薬買って飲ませた」 逮捕前に説明―タリウム女性殺害
大阪府警は虚偽説明の可能性もあるとみており、タリウムを摂取させた方法などについて引き続き捜査を進める。
宮本容疑者は昨年10月12日、京都市北区のマンションの一室で、住人の立命館大3年浜野日菜子さん=当時(21)=に何らかの方法でタリウムを摂取させ、同15日に殺害した疑いで逮捕された。司法解剖の結果、死因はタリウム中毒による急性呼吸窮迫症候群だった。同容疑者は逮捕後の調べに黙秘している。