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耐えて、しぶとく 申ジエ、「ナイスパー」が呼び水に―ダイキン女子ゴルフ

2023年03月05日17時37分

18番、バーディーで優勝を決め、喜ぶ申ジエ=5日、沖縄・琉球GC

18番、バーディーで優勝を決め、喜ぶ申ジエ=5日、沖縄・琉球GC

  • 18番、アプローチショットを放つ申ジエ=5日、沖縄・琉球GC

 しぶとかった。バックナインの終盤。最終組の申ジエは、懸命に逃げ切りを図った。一つ前の組で上田が1打差を追う。最後は3打差をつけての優勝だったが、緊迫感の中で見せた二つの「ナイスパー」が勝利への呼び水になった。
 まずはパー4の15番。5メートルのパーパットを残しながら、これを沈めた。続く16番(パー3)では第1打をグリーン左に外した。だが、ラフからのアプローチで巧みに寄せてパー。「15、16番のセーブが大きかった」
 前半も苦しかった。6番までにボギーが二つ先行。そこから2バーディーで取り戻した。追われる重圧に耐え、迎えた18番。3.5メートルのバーディーパットがウイニングパットとなり、右腕を突き上げた。
 日本ツアーを主戦場にした2014年から毎年複数回優勝してきた。昨年は勝利なしに終わったが、開幕戦の後に両肘の手術を受け、リハビリに費やした期間もあり「自分の中では頑張った」と振り返る。優勝会見の第一声は「久しぶりなので、とてもうれしくて、何をしゃべったらいいのか」。実感がこもっていた。

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