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明治安田生命に立ち入り開始 「節税保険」の実態調査―金融庁

2023年03月04日12時56分

金融庁=東京都千代田区(EPA時事)

金融庁=東京都千代田区(EPA時事)

 金融庁は3日、生命保険大手の明治安田生命保険に対する立ち入り検査を開始した。過度な節税が問題視されている中小企業経営者向け「節税保険」の販売実態を調べる方針。節税保険を巡っては、昨年7月にマニュライフ生命保険、今年2月にエヌエヌ生命保険と、外資系2社が保険業法に基づく業務改善命令を受けている。

明治安田生命に立ち入り検査へ 営業職員の不祥事―金融庁

 節税保険は、経営者の死亡などに備える「経営者保険」の一種。支払う保険料を会社の経費に算入できるため、法人税を圧縮できるメリットがある。また、中途解約した場合でも保険料の大半を解約返戻金として受け取れ、中小企業を中心に根強い人気がある。
 ただ、節税効果を過度にアピールする営業手法や、保険の趣旨に沿っていないことが問題視され、国税庁が課税ルールを見直してきた。明治安田生命では昨年、営業職員による金銭詐取問題が発覚しており、金融庁は職員の管理体制などについても調査する見通しだ。

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