日本・千島海溝地震
2023年03月03日15時48分
日本・千島海溝地震 房総半島沖から千島列島沖にかけて延びる日本海溝と千島海溝沿いで想定される巨大地震。冬の深夜に日本海溝で発生する地震が最悪のケースで、大津波で約19万9000人が死亡し、建物約22万棟が全壊するとされる。積雪や凍結による避難の遅れなどで被害が拡大する恐れがある。国の想定を受け、各自治体でも独自の浸水想定を公表している。
国は昨年9月、特に津波対策を強化する「特別強化地域」として北海道から千葉県の108市町村を指定。この中には、東日本大震災よりも高い津波が予想される地域もある。国は自治体に対し、津波避難タワーや高台までの避難経路を整備する費用の3分の2を補助。集団移転にも財政支援を講じている。