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国境フェンスの建設開始 ロシアの圧力警戒―フィンランド

2023年03月01日07時16分

フィンランドとロシアの国境を示す柵=2022年11月、フィンランド東部イマトラ(AFP時事)

フィンランドとロシアの国境を示す柵=2022年11月、フィンランド東部イマトラ(AFP時事)

 【ヘルシンキAFP時事】フィンランド政府は28日、ロシアとの国境の一部200キロにフェンスを建設する作業を開始した。国境警備隊が明らかにした。

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 同隊によると、南東部の国境に3キロのフェンスを試験的に設置する事業が6月末までに完了する見込み。2023年から25年の間に、さらに70キロにわたる区間の工事が行われる。
 最終的には約3億8000万ユーロ(約547億円)を掛け、1300キロに及ぶロシアとの国境のうち200キロにフェンスを設ける計画だ。フェンスの高さは3メートルを超え、有刺鉄線も張られる。
 北大西洋条約機構(NATO)への加盟を申請しているフィンランドは、ロシアが政治的圧力を加える目的で大量の移民を送り込んでくる事態を懸念。昨年7月、フェンス建設に向け法改正を行った。

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