米国務長官がカザフ訪問 中ロ両国に圧力強化
2023年02月28日08時08分
AFP通信によると、ブリンケン米国務長官が28日、旧ソ連構成国カザフスタンを訪問した。ロシアのウクライナ侵攻で安全保障環境が変化する中、地政学上の要衝・中央アジアへの関与を深め、東西に位置する中ロ両国への圧力を強める考えとみられる。
「あすはわが身」沈黙破る旧ソ連圏 思惑裏腹、ロシア求心力低下―ウクライナ侵攻1年
カザフは、プーチン政権に勢力圏と見なされる一方、ロシア系住民を抱える事情はウクライナと似ており、ロシアの侵攻や占領地「併合」は認めていない。27日には急きょ、在ロシア通商代表部を閉鎖。ロシア下院の有力議員は自国メディアに対し「カザフが米国の制裁を科されることを恐れたのが理由ではないか」と指摘した。