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グリコ、インドネシアに「ポッキー」工場 最大規模、米国向けも生産へ

2023年02月27日07時03分

インドネシアで本格的に稼働し始めた「ポッキー」新工場=23日、西ジャワ州カラワン県

インドネシアで本格的に稼働し始めた「ポッキー」新工場=23日、西ジャワ州カラワン県

  • インドネシアの工場で生産される「ポッキー」=西ジャワ州カラワン県(江崎グリコ提供・時事)

 【ジャカルタ時事】インドネシアの首都ジャカルタ近郊に完成した江崎グリコの「ポッキー」新工場がこのほど本格稼働し、国内向けに出荷を開始した。工場の延べ床面積は約5万7000平方メートルと過去最大規模で、今後は他の東南アジア諸国や米国向けも生産する見通しだ。

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 約160億円を投じて工場が建設されたのは、日系企業の工場が立ち並ぶ西ジャワ州カラワン県。地元を中心に約260人を雇用し、定番のチョコレートのほか、当地で人気の「抹茶」「クッキーアンドクリーム」など計5種類を24時間体制で生産する。チョコは溶けにくく、少し甘めの味にしているという。
 これまではタイで製造し輸入してきたが、需要拡大に伴いインドネシアにも生産拠点を開設。春には販売単価が高い米国向けの生産も始め、順次輸出する予定だ。
 稼働後初めて報道陣に公開された工場では、ポッキーの生地が巨大なオーブンの中を移動しながら焼き上がっていく工程を披露。宮本義教工場長は「切断される前の長さは50メートル以上ある」と説明した。
 グリコ・グループは1932年に初めて海外に進出し、現在ではインドネシアを含め12カ国で事業を展開しているという。

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