大統領は「人種差別」 チュニジアでデモ
2023年02月26日14時11分
【チュニスAFP時事】チュニジアのサイード大統領が、アフリカ各国からの移民を「犯罪者」呼ばわりしたことに対し、首都チュニスで25日、謝罪を求めるデモが行われた。デモ隊は「打倒ファシズム。チュニジアだってアフリカの国ではないか。大統領は恥を知れ」と叫んで行進した。
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サイード氏は21日に出した声明で「サハラ砂漠の向こうから来る不法移民の大群が今なお続いている」と警告。「これには暴力と犯罪、許し難い習慣が必然的に伴っている。チュニジアの国体を変更しようとする犯罪的計画だ」と移民を非難していた。
地中海を渡りイタリア入りを目指すコートジボワールやカメルーン、ガーナ、ギニアなどからの移民が、渡航費を稼ぐため低賃金労働を担うことがチュニジアでは問題になっている。