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カッパ社は無罪主張 元社長の営業秘密取得―東京地裁

2023年02月24日15時25分

東京地裁=東京都千代田区

東京地裁=東京都千代田区

 回転ずしチェーン「はま寿司」の営業秘密を不正に取得したとして、かっぱ寿司運営会社「カッパ・クリエイト」元社長の田辺公己被告(46)と共に不正競争防止法違反罪(営業秘密侵害)に問われた法人としての同社の初公判が24日、東京地裁(平出喜一裁判長)であった。法人を代表して出廷した山角豪社長は事実関係を認めた上で、「営業秘密の要件を満たさないと考えている」と述べ、無罪を主張した。

「かっぱ」元社長、起訴内容認める 営業秘密の不正取得―東京地裁

 商品部長だった大友英昭被告(43)も無罪を主張し、「田辺被告から何も知らされておらず、従わざるを得なかった」と述べた。田辺被告は昨年12月の初公判で起訴内容を認めていた。
 検察側は冒頭陳述で、持ち出されたデータは「はま寿司の試行錯誤が凝縮され、販売戦略が反映された会社の資産だ」などと指摘した。
 起訴状によると、ゼンショーホールディングス事業本部長だった田辺被告は2020年9月、傘下のはま寿司の仕入れ価格などを入手。同年12月のカッパ社転職後、大友被告と共謀し原価比較表を作成したとされる。

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