LGBT法案「差別」で裁判沙汰 中曽根元外相が問題視
2023年02月22日19時12分
自民党の中曽根弘文元外相は22日の二階派会合で、超党派の議員連盟がまとめた性的少数者(LGBTなど)に対する理解増進法案に関し、「性的指向および性自認を理由とする差別は許されない」とする文言は問題だとの認識を示した。場合によっては「裁判沙汰になる」と語った。
中曽根氏は「男性の体をしているが、私は女性だという方が駅などの女性トイレに入り、『出て行ってください』と言うと、『差別だ』と言われかねない」と指摘。実際に自身の地元群馬県のゴルフ場でトラブルになったケースがあることも紹介した。
同時に「性自認は尊重しないといけない」と表明。理解増進法案の大部分には賛成の立場だと説明した。