メキシコ元治安相に有罪評決 麻薬組織から賄賂―米裁判所
2023年02月22日14時16分
【ニューヨークAFP時事】米ニューヨーク州ブルックリン連邦地裁の陪審は21日、コカイン密輸の共謀罪などに問われたメキシコ元治安相のヘナロ・ガルシア被告に対し、起訴された五つの罪すべてについて有罪評決を下した。量刑は6月27日に言い渡される予定で、最低で禁錮20年、最高で終身刑が科される可能性がある。
ガルシア被告はカルデロン政権(2006~12年)で、治安相として麻薬取り締まりを指揮した。しかし、メキシコ最大の麻薬組織の一つ「シナロア・カルテル」から、密輸を見逃す見返りに多額の賄賂を受け取ったとして、19年12月に米南部テキサス州で逮捕された。