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新START履行停止 プーチン氏、長期戦へ決意―侵攻1年で正当化・教書演説

2023年02月21日21時15分

21日、モスクワで演説するロシアのプーチン大統領(ロイター時事)

21日、モスクワで演説するロシアのプーチン大統領(ロイター時事)

  • 21日、モスクワで演説するロシアのプーチン大統領(AFP時事)
  • 21日、モスクワで演説するロシアのプーチン大統領(AFP時事)

 ロシアのプーチン大統領は21日、内政・外交の基本方針を示す「年次教書演説」を行い、米国との核軍縮条約「」の履行停止を発表した。最近、査察を拒否し、義務の不履行を米国に非難されていた。ウクライナ侵攻を続ける中、核兵器の脅威を一段と高めた格好だ。

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 侵攻については「戦争を始めたのは西側諸国であり、止めようとしている」と正当化。また「直面する課題を着実に解決していく」と述べ、長期戦に決意を示した。
 24日に開始1年を迎える侵攻の現状認識を説明。ウクライナへの西側諸国の主力戦車など兵器支援が本格化する中、自国民に「戦時体制」への協力と「祖国防衛」のための団結を求めた。
 プーチン氏は、侵攻を「国民の大多数が支持している」と主張。地上戦でロシア軍が敗北することはあり得ないと強調した。また、一方的に「併合」したウクライナ東・南部の占領地に「長期的な平和を回復する」と述べ、返還に応じない意向を確認した。
 日本を含む西側諸国の経済制裁に関しては、奏功していないという立場を表明した。

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