働いている人がブランドに　レゾナックＨＤの高橋秀仁社長

　▽…「働いている人がブランドになり、どこに行っても通用するような会社にしたい」と語るのはレゾナック・ホールディングス（ＨＤ）の高橋秀仁社長（６０）。昭和電工からの社名変更や持ち株会社制への移行を契機に、半導体材料など先端素材を主力とする機能性化学メーカーへの脱皮を目指し、企業風土の変革にも挑む。
　▽…「くすぶっている６割の人に火を付けるのが一番大きな仕事」との思いで、拠点を回っては社員と対話を重ねる。「チームで何かを達成したとき、ものすごく気持ち良いと思える会社をつくっていきたい」と、改革の旗振り役を全うする考えだ。