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伝統の「加勢鳥」が練り歩き 山形県上山市

2023年02月21日08時00分

加勢鳥に水を掛ける見物客ら=11日、上山市

加勢鳥に水を掛ける見物客ら=11日、上山市

 わらで編んだみのをかぶった「加勢鳥」の行列が、山形県上山市内を3年ぶりに練り歩いた。「カッカッカーのカッカッカ」と歌いながら跳びはねる加勢鳥たちに、集まった住民や観光客らが冷たい水を浴びせていた。
 加勢鳥は起源を1620年代にまでさかのぼる市の民俗行事。毎年2月11日に実施され、五穀豊穣(ほうじょう)や商売繁盛を願って住民が加勢鳥に「祝い水」を掛ける。県内外から男女28人が参加し、寒さで体を震わせながらも、おはやしのリズムに合わせて声を張り上げた。
 見物していた小学校2年生の福田貴悠さん(8)は「いっぱい(水を)掛けようと頑張った。自分もぬれて冷たい」と笑った。【もぎたて便】

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