無修正AV流出、出演女性が提訴 制作会社側に賠償請求―東京地裁
2023年02月16日18時06分
出演したアダルトビデオ(AV)の無修正データがインターネット上に流出し、プライバシー権や名誉権を侵害されたとして、タレントの渋谷果歩さんが16日、堺市の制作会社や編集会社などに計740万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
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訴状によると、引退後の昨年1月ごろ、渋谷さんが過去に出演した2作品のモザイク処理されていない無修正データが、アダルト動画サイトに投稿されていたことが判明した。
スタッフの声が入り込むなど編集前の場面が含まれていたことから、原告側は制作会社の管理が不十分で、データを取り扱った編集会社や監督らも流出防止措置を講じていなかったと指摘した。
渋谷さんは提訴後に記者会見し、「起きてはいけないミスで、業界はきちんと対応する感覚を持ってほしい」と訴えた。
制作会社は「訴状が届いておらずコメントは控える」としている。