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2強が優勝争い軸 終盤戦はACL影響も―Jリーグ

2023年02月16日16時21分

 J1リーグは17日に開幕し、12月3日の最終節まで熱戦が繰り広げられる。中心となるのは、連覇を狙う横浜Mと、昨季最終戦まで優勝を争った川崎。次回のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)が秋春制に移行するため、出場チームは勝負の秋以降に連戦が待つ。優勝争いにどんな影響を与えるか。

2023年、J1戦力分析(1) F東京・湘南・横浜C

 横浜Mは昨季最優秀選手の岩田、全試合出場のGK高丘らが抜けたのは痛いが、ハイテンポで攻撃的なスタイルはチームに根付く。川崎は流動的に立ち位置を変える戦い方で、さらに得点力アップを図る。両チームともACLに出るため、控え組を含めて序盤のうちに戦い方を成熟させ、シーズン終盤に体力が落ちないのが理想だ。
 2強に割って入る力があるのは広島、C大阪、F東京か。広島は昨年、縦に速いサッカーでルヴァン杯を制するなど躍進。2年目のスキッベ監督の下、各チームの対策を上回れるか。C大阪は実績のあるレオセアラの加入や香川の復帰で上積みに期待。F東京は仲川ら的確な補強で怖さが増した。昨季4位の鹿島は国内7季ぶりのタイトルを目指す。
 新たな指揮官で臨むのは2クラブ。スコルジャ監督を迎えた浦和は4、5月に控えるACL決勝を物にして勢いを出せるか。G大阪のポヤトス監督は、ボールをつなぐスタイルに転換して巻き返しを期す。他チームは昨年からの継続性が見られそうだ。
 来季から20クラブ制になるため、J2に降格するのは最下位の1チームのみ。残留争いが激しくなる終盤までは、引き分けの勝ち点1を狙うような戦い方はせず、各クラブが理想のサッカーを追求することもできる。昇格組の新潟と横浜C、昨年苦しんだ京都、福岡、神戸には追い風になるかもしれない。

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