真相究明「希望奪われた」 神戸殺傷遺族、裁判記録廃棄で
2023年02月14日19時45分
神戸市で1997年に起きた連続児童殺傷事件などの記録が廃棄されていた問題で、記録保存の在り方に関する有識者委員会の第5回会合が14日、最高裁で開かれ、同事件で小学6年の土師淳君=当時(11)=を亡くした父守さん(66)から意見聴取した。守さんは「記録が閲覧できたら真相に近づけるのではという希望が奪われた」と陳述した。
最高裁の小野寺真也総務局長は、廃棄について「適切ではなかった。反省し、申し訳なく思っている」と謝罪したという。