完成後初の船外活動　独自ステーション宇宙飛行士―中国

　【北京時事】中国独自の宇宙ステーションで、滞在中の宇宙飛行士が９～１０日に船外活動を行った。ステーション完成後に宇宙空間へ出て作業をしたのは初めてで、今年前半の本格運用に向けて大きく踏み出した。中国は米国と肩を並べる「宇宙強国」を目指している。
　船外活動をしたのは、昨年１１月末に打ち上げられステーションとドッキングした有人宇宙船「神舟１５号」の乗組員３人のうち２人。９日夕から１０日未明にかけて７時間、船外設備の設置などに当たり、中国宇宙当局の専門家は国営中央テレビに「手順は正確で任務は成功だった」と話した。半年間の滞在中、船外活動は計３～４回行う。