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気球飛行、中国主席関知せず FBIが残骸分析着手―米報道

2023年02月10日09時49分

中国の気球の残骸回収作業=5日、米南部サウスカロライナ州沖(米海軍提供)

中国の気球の残骸回収作業=5日、米南部サウスカロライナ州沖(米海軍提供)

 【ワシントン時事】米政府高官は9日、米議員への公聴会を非公開で開き、中国の偵察気球飛行は習近平国家主席(共産党総書記)を含む党や軍の指導部の幹部らが関知しない形で行われたとする見方を説明した。米CNNテレビ(電子版)が関係者の話として報じた。

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 非公開での公聴会には国務省、国防総省、情報機関高官が出席。高官は米側が気球を発見して以降、中国側が情報の伝送を止めた可能性があり、気球が収集した情報は限られたものになったとの分析を明らかにしたという。
 CNNはまた、回収された気球の残骸などに関する分析に連邦捜査局(FBI)が着手したと伝えた。残骸の一部には、英語の文字が記載されていたという。FBI高官は「刑事責任の追及に向けた重要な証拠となり得る」と語った。

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