IPEF、インドで首席会合開始 供給網を議論、11日まで
2023年02月08日22時33分
【ワシントン時事】米国が提唱する経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」参加14カ国による首席交渉官会合が8日、インドの首都ニューデリーで始まった。国際サプライチェーン(供給網)の強化や、気候変動に配慮した投資拡大などが主要テーマとなる。交渉は11日まで行われる。
IPEFのメンバーは日米やインド、オーストラリアなど。中国経済への過度な依存からの脱却を念頭に「貿易」「供給網」「クリーン経済」「税・反汚職」で共通ルールの構築を目指している。インドは現時点で貿易の交渉には加わっておらず、今回の会合は残る3分野で議論を深める。