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比から移送、残る2人も逮捕 特殊詐欺団リーダー格らか―全国連続強盗事件・警視庁

2023年02月09日02時54分

 全国で相次ぐ強盗事件を巡り、フィリピン入管施設で拘束されていた日本人容疑者4人のうち、渡辺優樹(38)、小島智信(45)両容疑者を乗せた旅客機が8日深夜(日本時間9日未明)、日本への移送のため、マニラの空港を出発した。警視庁は羽田空港に向かう機内で、別の特殊詐欺事件に絡む窃盗容疑で2人を逮捕した。

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 同施設で拘束されていた今村磨人(38)、藤田聖也(38)両容疑者は7日に移送、逮捕された。
 4人全員の送還で、事件は新たな局面を迎える。警察当局は一連の強盗の指示役が含まれるとみており、特殊詐欺事件について調べるとともに、強盗事件との関連も捜査する。
 警視庁によると、4人は被害総額60億円超に上る特殊詐欺グループの幹部で、渡辺容疑者がリーダー格とみられる。
 フィリピン当局は2019年11月、同国の拠点にいたメンバー36人を拘束。4人はこの際、摘発を逃れたが、いずれも21年4月までに同国で拘束された。
 警視庁は19年に東京都内で起きた特殊詐欺事件に絡み、窃盗容疑で4人の逮捕状を取得し、同国政府に強制送還を求めていた。
 警察庁によると、SNSで実行役を募集する手口の強盗・窃盗事件を巡っては、東京や大阪、広島、山口など14都府県で五十数件が把握されており、これまでに60人以上が摘発されている。

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