政府、中国気球の関連分析 青森、宮城の浮遊物体
2023年02月06日18時32分
磯崎仁彦官房副長官は6日の記者会見で、米国が撃墜した中国の偵察気球が、2020~21年に青森、宮城両県上空で確認された白い浮遊物体と似ているとの指摘について、「関連性も含め、引き続き分析を進めている。動向などを注視し、警戒・監視を切れ目なく行い、万全を期す」と述べた。
磯崎氏は当時の自衛隊の対応や他国による領空侵犯の可能性について「公表すべき事象は確認されていない」と述べるにとどめた。今後の対応に関し「わが国の許可なく侵入すれば領空侵犯となり、必要な場合は緊急発進(スクランブル)を含めた措置を取るのが当然だ」と強調した。
この白い浮遊物体について、政府は当時「被害は確認されてない」と説明したものの、具体的な分析内容は明らかにしなかった。